2017年の正月

 吉祥寺でのお客

 すべて本当の事です、でも書きましたが、ドライブレコーダーが付いてからは、タクシー内で暴れるお客も、乗り逃げなどの犯罪も激減しました。テレビなどで見るような酔って暴れる客などは、以前は当たり前にいましたし、都内全体ではタクシーの乗り逃げなどは無い日は無いほどでした。乗り逃げが発生しましたので、注意してくださいという無線課からの連絡も毎日数件はありました。実際私も7件の乗り逃げを経験しています。ドアを開けた途端に走って逃げたのが2件、お金を取ってくるので待っててくれと言って戻らないのが4件、後の1件は正確には未遂です。どちらかと言うと走って逃げるという方が、待たされるという時間の無駄がないだけむしろ有難いです。大概が少額ですし、警察に届けるのも面倒ですし、追いかけても勝てるわけのない若者に決まっていますから、成功率は100パーセントです。それでもドライブレコーダーが付いてからはいなくなりました。追いかけるのはしんどいですが、ドライブレコーダーの映像を警察に提出するくらいはどうという事もないからでしょう。ところが今年の正月と去年の正月に乗り逃げをした人がいるのです。何故正月なのかは全く不明です。多分偶然でしょうけど、ドライブレコーダーが付いてからはその2件だけしかないのですから、この偶然はかなり不気味です。先ずは去年の事から書きますが、実は正確には未遂と書いた1件がそれです。この出来事はかなりのお客さんに話しているので、直接私から聞いた方も多いと思います。アイキャッチ画像は吉祥寺駅ですが、ほぼ乗った場所から見た景色になります。 

 正月というのはそれほどお客さんが多いという事はないのですけど、タクシーが少ないので仕事に出ればそれなりに忙しいのです。大晦日の9時頃から急激に暇になります。ほとんど歩いている人もいません。開いている店もあまりないので当然です。0時を回り年が明けた頃から少しづつ人が出てきます。午前1時頃になると、初詣などに出掛ける人がタクシー乗り場に並び始めるのですが、とにかくタクシーが少ないので待たされることもあると言われたこともありました。

 吉祥寺は駅側のタクシー乗り場のほかに逆側の映画館側といわれる乗り場があり、その時はそこに向かっていました。その少し手前で手を挙げる女の人がいました。乗り場から見える場所なら無視するのですが、見えない場所では乗せないわけにはいきません。乗り場に並んでいる人がいるのが分かっているので、その手前で手を挙げるのは、それを知っての事ならば少しずるいので乗せたくはないのですが、無視をすると乗車拒否という事になり訴えられても文句が言えないからです。そうした矛盾した規則でも改善しようということはなく、真面目に乗り場に並んでいる人や、それに対して申し訳ないと思うタクシーの運転手の気持ちは報われません。その人はその時点で少し嫌な感じのしたお客さんですが、そんなことではない、とんでもない人だったのでした。

 三鷹駅へ

 その人は「三鷹駅に行ってください。」と言いました。井の頭通りを走り成蹊通りを過ぎた辺りで「運転手さんはスリにあったことは、ありますか。」と言いました。何を言っているのか分からず、「スリというのは、財布をスルとかのスリという事ですか。」と聞き返しました。「そういう事です。」と言うのでした。「私はありませんね。」と言うと「私スリにあったんです。今日。」と言います。要するにスリにあってお金がないというのだろうかと思いましたが、吉祥寺から三鷹は十分に歩ける距離ですし、そのお客さんは二十代前半位に見えましたから、まさかそんな事はないだろうと思うのでした。とは言ってもマスクをしていて、声と目だけの判断なので実際のところはどうなのか分かりませんが、若い女性であることは間違いありません。

横河電機を過ぎた信号を左に曲がり、ちょうどローソンの前で止まるように言われました。そこがローソンの前だったので、「お金がないのでコンビニで卸すという事ですか。」と聞きました。スリにあったと言ったきりで何も言わず、ローソンの前で止まるように言われたので、そういう事なんじゃないかと思ったのですが、「カードも何も無くてコンビニでお金を卸す方法ってあるんですかぁ。」と言ったのです。言外にあんたバカぁと言ったようでした。完全に人を食った言い方にさすがにカチンときた私は、「それでお金は払ってもらえるんですよね。」と言うと「だから無いと言ってるんですぅ。」と言うのです。
 

 とにかく謝るという事がありません。頭がおかしいとも思えません。受け答えはまともなので、何か思惑があるのだというのは確かだと思うのですが、それが何かがまるで分かりません。料金もわずか730円なのです。身なりを見ても、それほどお金に困っているようにも思えないのです。さすがに面倒くさいと思い「それじゃあ、携帯の番号を教えてもらえますか、お金は後で払ってもらえばいいですから。」と言いますと、「携帯は持ってぇませぇん。」と言うのです。「身分を証明するものは。」「ありませぇん。」「住んでいるところは。」「駅前のツインタワーでぇすぅ。」と言いました。私はかなり怒り「ふざけるのもいい加減にしてください、そんなところに一人で住んでいるわけじゃないでしょ。」と言いますと、「ひとりじゃいけませんかぁ。」と言いました。三鷹駅前のツインタワーは超高級マンションです。そんなところに一人で住んで、携帯も持ってない若い女性がいるなんてあり得ません。

 「分かりました。それじゃあ駅前の交番に行ってお金を借りたらどうでしょうか。」と言いますと、「交番で貸して貰えますかぁ。」と言うので、「ちゃんと事情を話せば貸してくれるのじゃないですか。」と言いました。スリに財布をすられて、困ってるというのなら警察も相談に乗るのじゃないかと思ったのです。ただしそれが本当の事ならです。もちろん嘘に決まっていますから、いい加減に謝るのだろうと思っていたのですが、「それじゃ、行ってきますぅ。」と言って交番に向かって行ったのでした。

 三鷹駅の交番

 交番の中には若い警察官が机の後ろに一人でいるのが見えました。その女の人が交番の中に入っていくと奥からもう一人、年配の警察官が出て来ました。時間にして20~30秒くらいでしょうか、何か話したかと思ったら直ぐに交番を出て、車に戻って来ました。若い方の警察官が何か言っているのは分かりましたが、何を言っているのかまでは分かりません。年配の警察官は何も言わずに、また奥に戻って行きました。

 戻ってきた女の人は「貸してくれなかったですぅ。電車賃くらいなら貸すけどタクシー代は駄目だと言われましたぁ。」と言いました。この人はいったい何がしたいのか、何を企んでいるのか、全く見当も付かなかったのですが、何となく分かってきました。単純に730円をごまかそうというのなら、警察に行くと言った時点で尻込みをするはずです。多分この人には警察に行くことまでが想定内なのです。私はどうしたらいいのか少し考えましたが、これといっていい考えが浮かびません。しかたないので行き当たりばったりになるのを覚悟して、私も交番に行くことにしました。それでも絶対に許さないと決心していました。

 「分かりました。私も一緒に行きますから、ついて来てください。いいですね。」と言うと「はい、いいですぅ。」と言い、二人で一緒に交番に向かいました。。交番の前にはタクシー乗り場があります。何人かがそこに並んでいました。こんなやっかいな事にならなければ、この乗り場でお客さんを乗せていたはずです。この女の人はこういった状況も計算の内にあるのでしょう。

 交番に入っていくと、先ほどからそこに座っていた若い警察官が「どうしました。」と言いながら顔を上げました。「さっきこの人がここに来た時、どんなふうに言ったのですか。」と聞きますと、少し面倒くさそうに「タクシー代を貸してくれという事でしたが、電車賃くらいなら貸しますけどタクシー代は駄目だと言いました。」と警察官は答えました。「この人はスリにあったと言っていましたけど、その話はどうしたのですか。」と聞きますと、「そのような話は聞いていません。」と言いました。そこへ奥から年配の警察官が出てきて、「どうしたんだ。」と若い警察官に聞きました。若い警察官は「タクシーの運転手さんが一緒に来たんですけど、どうも料金トラブルのようですね。」と言いました。年配の警察官は「うん」とだけ言い、手を後ろに組み、様子を見るように黙って立っていました。若い警察官は「どうも料金トラブルのようですけど、タクシーの料金トラブルというのは民事になるので警察は介入出来ませんよ。」と私に向かって言うのでした。

 私はその言葉を聞いて、またか、と思いました。交番では料金トラブルは民事なんだと必ず言うのです。私の右側に立っていた女の人を見ると、ニヤリと笑いながら、まるで芝居をしているようにあからさまに、胸を張り、どうだと言わんばかりに、上から目線で私を見ているのでした。

 和田の交番

   タクシーの料金トラブルが民事だというのは、要するに酔っ払いが訳の分からないクレームを言ったり、運転手のミス等による迂回走行等でのトラブルというものは、犯罪として立件することが出来ないという事なのです。タクシー内で暴れる酔っ払いも同じです。それでも最近では、暴れる酔っ払いに対しては、ドライブレコーダーの映像によって、酷い行動が周知されるようになり、警察でも暴行として対処するようになりました。以前はタクシー内では暴れても止める者もなく、目撃者もいないのですから、酔っ払いにとってはやりたい放題なのですが、警察に行っても貴方の責任で解決してくださいと言われるだけなのでした。そんな体験は運転手は誰でもしています。結局はケガなり死ぬなりしなけれが警察の仕事ではないという事です。実際にセーフティボードが壊されたり、ドアがへこむほど蹴られたというのに、警察には届けないという話はよく聞きました。何故なら時間の無駄だからだという事なのです。

 私がまだ新人の頃、新宿の西口から乗って来た男のお客さんに「杉並の和田まで行くけど、お金は払わないからね。」と言われたことがありました。別に酔っ払いでもないようで、何を言っているのかさっぱり理解が出来ないので、「何を言っているのか分かりませんけど、何か私に問題がありますか。」と聞きました。するとその人は「別にあなたに何もないけど、パチンコに負けて一銭も無いんだよ。タダ乗りと言うんだ。知らないのか。」とこう言うのでした。なるほどそれでは仕方ないですねと言うはずもなく、このようなお客の対処の仕方なども教わっていないので、警察に行く以外に何か良い方法があったら、誰か教えていただきたいと思います。「そうすると警察に行く事になると思いますけど、それでいいんですか。」と言いますと、「そうだね、それで構わないよ。別に警察に捕まってもいいんだ。だけど貴方の思っているようになるかは、どうだかね。俺の経験では貴方には意外な事になると思うよ。」と言うのでした。この時の私には、何を言っているのか全く分からないので怒りさえ沸かず妙に冷静でした。

 和田の交番に行ったのは、夜の9時頃だったと思います。交番の中には二人の警察官がいました。事情を説明すると「何故料金を払わないんですか。」と警察官がお客さんに聞きました。そのお客さんは「お金が無いから、払えないんだよ。」と言うのですが、「タクシーに乗ったのだから払わなくちゃだめでしょ。」などと当たり前のことを言うだけなのです。「タクシーに乗ったらタクシー代がかかるのは知ってますよね。」とか「お金がないならタクシーに乗ったらだめでしょ。」などと同じようなことを繰り返しました。何故こんなかったるい事ばかり言うのだろうか、さっさと逮捕すると言えばいいのにと、私は少しばかりイラつくのでした。

 料金トラブルは民事

 警察官は二人で奥に行き、何やら相談を始めました。私がお客の方を見ると私を見て笑っているのでした。小さな声で「ほらな、やっぱり思った通り、予想外の展開だろ。」と言いました。確かにどうなっているのか、全く分かりませんでした。私はじれてしまい、「どうかしたんですか。」と奥に向かって声を掛けました。二人の警察官は、私の声に答えて奥から出て来て、「運転手さんには申し訳ないけど、実はタクシーの料金トラブルは民事になるので、警察は介入出来ないんです。今、本署の刑事課に問い合わせたんだけど、やっぱり民事だという事だったんですよ。」と言うので、「だから、どうしろと言うのですか。」と私は少しイラついて言いました。「ですから、二人で話し合ってくださいという事です。」と警察官は言うのでした。そんな馬鹿な、要するに罪にならないという事か、こんな少額のやり取りを裁判で解決するしかないのか。私は納得出来ないのでしたがどうしようもありません。お客を見るとニヤニヤしながら私を見ています。完全に私の敗北でした。このお客は逃げていないので、7人の乗り逃げにも入っていません。

  後日その話を先輩にすると、「俺も似たような事はあったな。俺の場合は酔っ払いだったけど、警察は民事だから介入出来ないんだと言っていた。運転手は皆、似たような経験があると思うな。」と言うのでした。「しかし私の場合は、酔っていないし、初めから払う気がないと言っていたので、民事だとは思えないし、食い逃げや万引きとどう違うのかが分からないんだけど。」と私が言うと、「確かに多分、詐欺になるだろうな。だけどもし、最初は払う気があったのだけど、運転手の態度が悪いから、ごねたんだなんて言い出したら、また民事に逆戻りするね。」と言うのでした。なるほど確かにその通りだと思いました。何も証拠は無いし、証人もいないわけなんだから、相手の言いなりという事なんです。「それじゃ、どうしたらいいんですか。」と、聞いてみました。「どうしようもないね。」と言います。それはそうだろうなと思いました。

 それでも幸いな事に、それ以来そんなおかしな人を乗せる事はありませんでした。しかし最近のSNSなどでタクシーの料金トラブルで警察や交番に行っても、民事だから大丈夫などという書き込みを見た事があります。それは乗り逃げのやり方というような書き込みです。要するに、私はそんなお客を乗せていないというだけで、他のタクシーでは、やはりかなりの運転手が似たような経験をしているという事だと思います

 そんな面倒なお客を久々に乗せてしまいました。それもよりによって正月にです。

 三鷹駅の交番での逆転

 交番の中で、可笑しそうにニヤニヤしながら私を見ていたその女の人は、私が「料金トラブルなんかじゃないですよ。何故ならこの人は初めからタダ乗りをするつもりでいたのですから。食い逃げや万引きと全く一緒で、民事なんかじゃなくて、立派な犯罪ですよ。私には何の落ち度も無いし、初めから払う気がないのも、ドラレコが証明してくれますから。」と言い、それまで黙っていた年配の警察官が「それはそうなんだよな。」と呟くように言うと、急に真顔になりました。それを見て今度は私がどうだと言わんばかりに、ニヤリとしてやりました。その女の人はその時も、芝居をしているように見た目も分かりやすくうろたえていました。

 年配の警察官が私に向かって「それで、どうするつもりですか。」と聞いてきました。「もちろん許す気なんてありませんから、告訴なり起訴なりが必要ならしますし、本署から刑事課の人を呼んで逮捕してください。」と言ってやりました。立場の逆転に完全に面白がっている私は、「こういう人は絶対に許してはいけないんですよ。許せばまた次に碌な事をしないのは分かり切っていますからね。」と、それほど本気で思ってもいない事を言い、ほぼいじめに近い感覚になっていました。女の人を見ると、すでに泣いていたのですが、ちっともかわいそうとは思いませんでした。むしろ、ざまあみろという思いでいたのです

 年配の警察官は今度は女の人に向かって「住所をこの紙に書いたください。」と言いメモ用紙を渡しました。書かれた紙を、何気なく覗き込もうとした私から、慌てて隠す仕草に私の方が驚いてしまいました。住んでいる所は駅前のツインタワーだとすでに聞いているので、隠す必要もないはずなのです。女の人は「部屋は16号です。」と聞かれてもいない事を言っています。「あんな大きなマンションで16号なんてありますかね。」と私が言うのを警察官は完全に無視しました。1階でも116号とかなんじゃないかと思うのですが、警察官の態度を見て私は黙るしかありませんでした。年配の警察官は若い警察官に地図を持ってくるように言い、メモと地図を照らし合わせて「合っているようだね。」などと呟いていました。私はこういう時の為に予め用意していた住所なのではないかと、訝っていたのですが、言っても聞いてもらえそうにない雰囲気なのでした。

 すると年配の警察官はあろうことか、「それじゃあ私が立て替えてあげるから、必ず後で返すんですよ。」などと言うではありませんか。「それでは警察官が万引き犯にお金を渡して、お店に払いなさいと言っているのと同じですよ。」と私が言うのを、再び聞こえないふりをして完全無視するのでした。当然女の人は「はい。」と返事をしていましたが、もうすでに泣き止んでいました。

 また逆転か ?

 私はまだ許す気はありませんでした。しかし、交番の前のタクシー乗り場にはお客さんが並んでいます。もう終わりにして仕事に戻る方が間違いなく得策でした。それでも許せないのは、まだ謝罪らしい言葉がないからでした。本当に謝る気がないのでしょう。どうすべきかという葛藤のなかで、「一言謝ってもいいんじゃないですかね。」と言い、謝ったら終わりにしようと思いましたが、その女の人は沈黙します。少しいら立って「ちっとも反省していないようですね。」と言いますと、またぼろぼろと涙を流し始めました。

 すると年配の警察官が「まあまあ、こうして反省しているようだし、その辺で許してはどうですか。」などと、また女の人の肩を持つような事を言います。私は完全に呆れてしまいました。間違いなく女の涙にほだされているのです。

 あるいはこのままでは、私からの被害届けを受けなければいけないのを恐れているのかもしれません。なぜなら被害届の書類を書くのはとにかく面倒だからです。実は過去に二回ほど被害届を出したことがありますが、その時はやはりそれだけで二時間ほどもかかりました。被害は730円なのです。確かにこの金額で被害届を受けるのは面倒でしょう。しかし実際には直ぐ外のタクシー乗り場にお客さんが並んでいるのですし、無駄に費やした時間も損害になるわけです。ただそれらを算出して被害とすると、ますます面倒になるだけなのです。彼女にはそういった事の全てが計算の内なのだと思うのです。そう考えると許し難いのですが、タクシー乗り場に並んでいる人を見ると、さすがに諦めざる負えませんでした。

 結局謝罪はなしでしたが、あれだけ泣いたのですから、少しは反省したのではないかとも思ったのでした。それにしても、いったい何がしたかったのか、帰庫につきながら考えました。考えられるのは彼女はユーチューバーなのではないかという事です。要するにタダ乗りの実践中継でもしていたのではないかと思うのです。どこかにレコーダーなどを隠し持っていて、あるいはカメラなども隠していたのではないかという事です。料金などは後で送るなどすれば、罪に問われる事もないと考えていたのではないでしょうか。それでもし、泣かされた事までアップするのなら、そのプロ根性に脱帽です。全て許してもいいです。あるいは単なる遊びとして、ツイッターなどに投稿するつもりだとかではないでしょうか。他には何も思いつきませんでした。この人が何をしたかったのか、分かる人がいたら是非教えていただきたいと思います。

 会社に戻り、この事を当番の管理職の人に報告しますと、「それはついてなかったね、その女の子。普通の運転手だったら、直ぐに開放されたよ。」と言われました。

 全くもって、ごもっともでございます。