いくらでもいるおかしなお客様

いくらでもいるおかしなお客

久しぶりの更新になります。200人の亡霊に憑りつかれた人を書き終えると、それを超えるおかしな人はいないので、次に書く人が思いつきません。しかし実際にはおかしな人やトンデモナイ人はいくらでもいます。ただ、一つの記事として書けるかと言えばなかなか難しいのです。例えば福島に行ってくれと言って、断ると最後にはお金を貸してくれという詐欺師は今年も現れているそうです。

日本交通の若い運転手の人が乗せたそうですが、福島へ行ってくれと言うのと、お父さんが危篤だというのと、最後はお金を貸してくれというのは今でも同じだそうです。行き先の白河は変わっているようで、乗った場所も荻窪ではなく、三鷹だったそうです。私の車に乗ってくれれば、また書けるのに残念です。

ついこの間乗せた外人の人は、行き先を電車駅と言うので困惑してしまったのですが、何駅をそう発音するのか考えても、どうしても思いつきません。デンシャ駅に近い名前の駅はゼロです。全く分からないとゼスチャーで伝えると、スマホを出してここだと指さすのは三鷹駅でした。もちろん分かるので、オーケーと言い三鷹駅に向かいましたが、向かいながら電車駅とは何だと考えてしまいました。どうも日本語は全く分からないらしく、はっきりしたことは分からないのですが、電車の駅という意味で言っていたのでしょう。

来年は東京でオリンピックがあるというので、外人が沢山来るはずだと、その対策をと騒いでいますが、普通は駅名くらいは言えますし、スマホで翻訳まで出来ますから何も心配は必要ないでしょう。

過去に困った外人で、記憶に残っているのは、新宿の歌舞伎町で乗せた外人で、行き先を聞いたら、血の町という恐ろしいような名前の町名を言うのでした。向いている方角から信濃町だろうと思い、信濃町ですかと聞くと首を横に振るので、キャンニュウナビOK?とカタカナ英語を言うと、わりと通じるもので、向こうもOKネックスシグナルライト、などと答えてくれます。しかし言った先はしいな町でした。血の町では違い過ぎるだろうとツッコミたいのですが、日本語は全く出来そうもないので、諦めました。

他にも京王プラザホテルで乗せた外人はドアボーイの方が瀬田に行きたいそうですと言ったので、世田谷の瀬田ですかと、ドアボーイの方に確認を取ったら、そうですねと言うので、西参道から246に向かいました。しかし本人に確認したいので、瀬田の交差点でいいですかと聞くと、やはり日本語は全く分からないらしく、セタとだけしか言いません。しかしセタというより、セータと聞こえます。何かおかしいと思い、ライトプリーズと言い、紙とペンを渡すとローマ字でisetanと書いたのでした。当然デパートの伊勢丹です。ある程度英語の出来るはずのホテルのドアボーイの言うことなので、疑わなかったのですが、確認して良かったと思いました。それでも今はスマホがあるので、こんなことはもう無いだろうと思います。